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自然とともに 人とともに
みなさん、こんにちは。阿部正臣です。
徳島県の上勝町で有機農法で野菜をつくっています。
私がつくる野菜は、年間で100品種以上。
手間はかかりますが、多彩な作物が育つことで有用微生物や天敵が
共存するようになり、農薬を使わなくても病害虫が少なくなります。
周りの自然とのバランスを考えながら、畑に小さな自然をつくる。
そうすると、野菜が元気においしく育ちます。

里山と街をつなぐ。
テンネンアマルの畑があるのは、徳島県のど真ん中にある
上勝町という中山間地域。どこにでもある、日本の里山です。
昼夜で寒暖差があり、水がとても豊か。
自然が野菜をおいしく育んでくれる。そして、「人」がいい。
そんな里山は今、日本から消えかけています。
この地で農業を営むことは、里山をいかすこと。
みなさんに育てた野菜を食べてもらうことが、
里山を支えることにつながると考えています。

私と、徳島。
徳島市で生まれ育ち、大学卒業後は家業である自動車事業の会社を継ぎました。
車の仕事に打ち込み、東京や横浜でも働きました。
地元を出て働き、いろいろな経験をして気づきました。
「やっぱり、徳島が好きだ」ということに。
車の仕事を辞めて、阿波の藍染めの虜になりました。
学生時代から続けている阿波踊りにも、魅了され続けています。
テンネンアマルという農園の名前は、故郷への思いを込めて
「天然」と阿部・阿波の「阿」を組み合わせて名づけました。

自然の色
阿波の藍染めに惚れ、自然がもたらす色の美しさに目覚めました。
野菜の色も、藍と同じようにとても豊か。
朝晩で野菜の色は変わり、
色を見れば栄養状態も分かってしまいます。
ほうれん草の緑だって、夏と冬では全然色が違うんです。
「そろそろ土寄せして」「肥料を入れて」と、
野菜たちが多彩な表情で語りかけてくるので、
畑はいつもにぎやかです。
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